【2026年レポート「地価公示」】市川市と浦安市の地価は千葉県では飛び抜けて高いものの、やっぱり対岸の東京23区よりは安い

 土地の価格については、「公示地価」「基準地価」などを目にします。

土地の価格:決めるところ

地価公示価格(公示地価):国土交通省
地価調査価格(基準地価):都道府県
固定資産税評価額:市町村
相続税路線価:国税庁
実勢価格(時価):市場

 土地の価格の基準となるのが、地価公示価格(公示地価)です。

 地価公示とは、1月1日時点での土地の適正価格を、毎年3月に国土交通省が発表するものです。

地価公示法
(目的)
第一条 この法律は、都市及びその周辺の地域等において、標準地を選定し、その正常な価格を公示することにより、一般の土地の取引価格に対して指標を与え、及び公共の利益となる事業の用に供する土地に対する適正な補償金の額の算定等に資し、もつて適正な地価の形成に寄与することを目的とする。


 今回は葛南地域の5つの市の、2026(令和8)年の地価公示価格(公示地価)を比較しました。
 全用途の平均価格については、葛南地域だけでなく、千葉県の中で浦安市がトップでした。

葛南地域の5つの市の全用途の平均価格(出典:千葉県 市区町村別・用途別平均価格及び平均変動率一覧表


出典:千葉県 市区町村別・用途別平均価格及び平均変動率一覧表



 千葉県のサイトでは、住宅地の平均価格が図示されているのですが、チーバくんの舌に当たる浦安市と市川市が真っ赤。これは、価格が高い(30万円/㎡以上)を示しています。



 千葉県内の土地の平均価格は、前年よりも高くなったとのことです。
対前年平均変動率は、住宅地・宅地見込地・商業地・工業地・全用途平均の全てで上昇しました。

 千葉県内で浦安市と市川市が突出しているので、もしかしたら隣の東京都江戸川区よりも土地の価格が高いのではないかと考えました。
 しかし、住宅地で44万1100円、商業地では85万7400円と、浦安市よりも江戸川区は高くなっていました。
 なお、23区で最も価格が低い葛飾区の住宅地は、浦安市よりわずかに低くなっています(38万7500円)。葛飾区の対岸にある松戸市の住宅地の平均価格は、17万3000円です。

 「江戸川を渡っただけで、土地の価格が安くなる」ということを、改めて確かめてしまった次第です。



 地価公示のほかに、国土利用計画法施行令第9条に基づき都道府県知事が行う地価調査があります。7月1日を基準日として、基準地の地価を調査して結果、つまり地価調査価格(基準地価)を公表します。

 また、固定資産税評価額とは、土地や建物の固定資産税、都市計画税などを計算するための基準となる、市町村が認定した不動産価格です。目安は、土地が公示地価の7割、建物は再建築費の5~7割で、3年に1度、評価替えが行われます。

 相続税路線価は、1月1日を基準日として、道路に面した標準的な宅地の1㎡当たりの評価額で、国税庁が決めます。目安は、公示地価の8割です。

 これらの価格や実勢価格(時価)のベースになるのが、地価公示です。


■主な参考資料
令 和 8 年 地 価 公 示 価 格 (東京都分) の概要【調査基準日:令和8年1月1日】

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