市川「長太郎ボウル」と船橋の実業家 滝口長太郎氏

 ミニ展示「市川駅南口アーケード街クロニクル」が無事終了しました。市川駅南口図書館スタッフの皆さん、そして観覧してくださった皆さん、ありがとうございます。

 開催期間中に、以下の情報が寄せられました。
「以前、ボーリング場がありましたよね? 南口アーケードの先だったでしょうか?」

出典:フリー素材ドットコム


 昭和のボウリングブームの中、市川駅南口アーケード街の周辺にボウリング場があったようです。





 調べたところ、船橋の実業家である滝口長太郎氏が、1968(昭和43)年にオープンさせた「長太郎ボウル」と推察するに至りました。

市川に「長太郎ボウル」を(43年)、西船橋駅前に「長太郎飯店」を擁する「長太郎会館」を(45年)、さらに「長太郎カントリークラブ」をオープンし(54年)、積極的に可能性の幅を広げていった。


 滝口長太郎氏が経営していた株式会社長太郎は、1979(昭和54)年7月に竣工した市川セントラルハイツの事業主でした。市川セントラルハイツには、中華料理店の「長太郎飯店」が入っていたという情報も、「市川駅南口アーケード街クロニクル」開催期間中に寄せられました。

 宝酒造市川工場が1964(昭和39)年に閉鎖し、その跡地に市川セントラルハイツや市川パークハウスなどが現在は建っています。今昔マップを見ると、宝酒造市川工場跡地が切り売りされたことがわかりますが、タイミング的に「長太郎ボウル」はこの場所ではなかったと考えました。

 さらに、「長太郎ボウル」はパチンコ店に転用されたという情報が出てきました。

退潮の兆しが現われ始めた頃、市川の「長太郎ボウル」を手離しそこなっている。開業以来、高利益を上げつづけてきた過去の栄光を断ち切ることができず、恋々と執着して、あげくはパチンコ場に転用したりして、撤退の時期を逸したのだった。

 以上のことから、かつて、市川駅南口地域に無数にあったパチンコ店のうちの一つが「長太郎ボウル」ではないかと考えました。

「パチンコポパイ」




 市川駅南口アーケード街の隣(南側)にあったパチンコ店が「長太郎ボウル」だったのではないでしょうか。


 滝口長太郎氏について、さらに情報を掘っていきたいところなのですが、あいにく、市川市立図書館が6月が閉館なので、7月以降に資料を当たっていきたいと思います。

 最後になりましたが、ミニ展示「市川駅南口アーケード街クロニクル」で写真2点を提供してくださった染宮稔侊氏、そして情報を寄せてくださった皆さん、ありがとうございました。
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