市川市内で、ゲリラ豪雨などで道路冠水が起こりやすい場所

  地形図を見ると、東京と隣の千葉県市川市が低地であることが明らかです。

東京の地形図 国土地理院地図より

 国道14号よりも南側は、標高2.5m以下です。過去にはゲリラ豪雨や台風などで道路冠水が起こりました。

 今回は、市川市が発表している水害ハザードマップや過去のSNSなどで、道路冠水が起こりやすいと思われる場所をチェックしてみました。

○市川市水害ハザードマップ(外国語バージョンもあり)


 まず、市川市が発表している内水浸水想定区域です。
内水浸水想定区域



 内水浸水想定区域とは、下水道や水路などの排水能力を超える雨が降ったことで、雨水が地表にあふれ、浸水が想定される区域です。言い換えると冠水しやすい区域。
 北部は下総台地なので標高は20メートルを超えますが、市川松戸線(松戸街道)の周辺でも冠水しやすい区域とされています。
 当たり前の話ではありますが、真間川・派川大柏川・大柏川の周辺は、冠水に警戒する必要があります。


 次に市川市下水道中期ビジョンに掲載されている、市川市の過去の浸水状況です。
市川市の過去の浸水状況

 JRの各駅の南側で、繰り返し道路冠水が起こったことがわかります。クラナリはJR市川駅を利用しているのですが、ひざ下が水につかる道路冠水を経験していました。

 また、じゅん菜池緑地より南側、14号沿い、東京メトロ妙典駅より南側も、同様に道路冠水が起こっています。

 SNSで道路冠水が報告されたのが、2013年10月16日です。台風第26号による暴風・大雨 で、田尻4丁目付近 ・大町道植物園入り口付近 ・県立南高校付近 ・原木地下道が冠水による通行止めとなりました。 また道路冠水も多数発生しました。

 それから、2021年3月13日には、東京都世田谷区では15時22分までの1時間に38.5ミリの激しい雨を観測しました。
 田尻が冠水し、コルトンプラザ通りではマンホールの蓋が外れたとTweet(現在はXのポスト)がありました。
 同日、国分川・春木川が、はん濫注意水位を超え、17時30分、国分・東国分・宮久保・真間・須和田・堀之内・稲越・曽谷に警戒レベル4、避難勧告が発令されました。

千葉県内におけるアンダーパス部の道路冠水注意箇所マップ

 市川3丁目・原木1丁目(原木地下道)・八幡1丁目・二俣アンダーパス・北国分(小塚山トンネル)・菅野(菅野トンネル)は要注意です。

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