市川大百科事典 て 堤防 ていぼう

堤防 ていぼう

 海や川などの水が流出することを防ぐために、地面よりもかさ上げして設ける構造物。
 
 日本で最も古いとされているのが、323年に淀川左岸に築かれた茨田堤(まんだのつつみ)。当時、大阪府の淀川と古川の間で水害が多く、仁徳天皇が詔を出して堤防が築かれ、干拓事業が行われた。
 江戸時代までは、籠(かご)に土石を入れたものを堤防とした。

 堤防の種類には、本堤、霞堤、背割堤、輪中堤、囲繞堤、越流堤、導流堤、逆流堤などがある。
 堤防を含め江戸川を管轄しているのは、国土交通省の関東地方整備局江戸川河川事務所である。
 市川市では、江戸川堤防部をサイクリングロードとして1999(平成11)年度より整備。

サイクリングロード


 スーパー堤防(高規格堤防)は、堤防の高さの約30倍の幅を持ち、市街地側を盛土して造成される。
 市川市では江戸川沿いに2カ所あり、市川南地区スーパー堤防にはさくら堤公園、妙典地区スーパー堤防には妙典スーパー堤防自由広場が設置されている。

さくら堤公園


参考資料

クラナリ 2025/09/20



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