勝手にパワースポット番外編 早口言葉じゃないのですが…… 氏神、産土神、鎮守神

 氏神の「氏」は、名字という意味。というわけで、氏神とは同じ名字を持つ人たちに共通の祖先神、あるいは守護神なのだそうです。

 氏神には、以下の3つの類型があるとのこと。
1 地域社会の氏神
 氏子区域内のすべての住民が「氏子」として、祭礼に奉仕・参加します。「地縁氏神」といいます。
 氏子の代表者は「氏子総代」といって、神社の祭礼などで中心となります。
大洲神社などは地縁氏神


2 一家の氏神
 一家とは、血縁による同族・一族・一門などとも呼ばれるつながり。その血縁者だけが祭るもので、「血縁氏神」「同族神」ともいいます。

3 屋敷の氏神
 個人の家の屋敷内に祭ります。「家の氏神」「屋敷神」ともいいます。

 産土神は、生まれた土地の神のこと。その人の一生を守護する神とされています。
 他の地域へ転居すると転居先の氏神の氏子となりますが、産土神は一生変わりません。

 鎮守神は、その土地に鎮座し、土地や住民を守護する神です。「地縁氏神」と同一視されることが多いようです。
寺院の建物を守護する神が起源とのこと(写真は真間山弘法寺)

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