【中山法華経寺はここを見たい! その2】荒行堂や数々の山内寺院で一帯がパワースポットに!(2020年1月10日初出、2025年6月29日再構成)

 パワースポットを、パワースポットとしてあらしめているのは人間である。

 なんのこっちゃという感じがするかもしれませんが、私たちが「ここは大切な場所だ」と認識して掃き清めるなどしなければ、パワースポットは成立しないと、専門家から聞きました。

 自分だけでなく多くの人にとって大切な場所だからこそ、パワースポットで最初に祈るのは多くの人の幸せや平和であり、「ジャンジャン金を儲けたい」「宝くじで当選したい」「自分の病気を治したい」「異性にモテたい」などは後回しにするべきなのだそうです。

 とはいえ、俗世間に生きる身としては、つい自分本位の願いをしてしまいますよね。
 そんな欲望渦巻く世俗からいったん離れ、修行や勉強をしているのがお坊さん・神主さんだといえます。

 2020年1月9日に中山法華経寺を訪れたときは、読経の声が響いてきました。毎年、11月1日から翌2月10日まで寒壱百日間日蓮宗大荒行が行われているので、その声なのかもしれません。
荒行堂(境内)




 国全体が穏やかである「国家安穏(こっかあんのん)」、そしてみんなの幸せである「萬民快楽(ばんみんけらく)」を祈り、修行を重ねる場が中山法華経寺。
 だからこそ、ここは強力なパワースポットだといえそうです。
 修行の場として特別に大切にされていること、そして、なにかと自己都合を優先する私たちとは違って国家安穏・萬民快楽を祈ってくれるお坊さんたちがいてくれることが、パワースポットとしてあらしめているわけです。

 それから、中山法華経寺は山内寺院の数が17。最寄りの下総中山駅はJR総武線各駅停車で秋葉原駅から24分という、都心に近い場所で、これほど山内寺院が多く、広々とした寺院は珍しいのではないでしょうか。

 境内のお堂や周辺の神社を見て回ると、1日では足りないかもしれません。今は冬なので木々も枯れぎみですが、暖かくなれば寺院の庭園も楽しめそうです。

 せっかく中山法華経寺に足を運ぶのならば、祖師堂にお参りするだけでなく、町全体をパワースポットとして楽しみたいですね。

山内寺院などについての詳しい案内が、市川市のサイト内にあります。
http://www.city.ichikawa.lg.jp/cul01/1431000003.html


門の左側の案内板









法華堂(境内)


宇賀神堂(境内)

清正公堂(境内)

太田稲荷社(境内)

聖教殿(境内)



奥之院


奥之院の滝と弁天様



中山法華経寺近くの安房神社。神社も多い中山

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