市川大百科事典 ま 真間川 ままがわ
真間川 ままがわ
江戸川の合流点(市川市市川4丁目地先、根本排水機場)から東京湾(原木2526−35、真間川水門)までの全長8.5km、国分川や大柏川などの支川を含めた流路延長は37.6km、流域面積は65.6km2の一級河川。
なお、真間川は江戸川の支川で、江戸川は利根川の派川である。
春の真間川 |
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真間川流域整備計画 - 千葉県 より |
1903(明治36)年に作図された地図では、現在の国分川(当時は名前がなかった模様)の源流と、東菅野から真間川は始まっているが、1911(明治44)年から1919(大正8)年までに行われた耕地整理事業で水路が開削されて、現在の流路となった。
1949(昭和24)年・1954(昭和29)年に、市川市政の15周年記念行事・市制施行20周年記念行事として、国道14号(境橋)から上流 2.5km区間に、市民の手によってソメイヨシノが植えられた。
都市化が進んだことで、低地である流域にも住宅が立ち並ぶようになり、台風による浸水被害が頻発。改修工事が行われ、一部、桜が伐採された。
桜並木を保存したいという市民運動が起こったことから、大柏川合流点(浅間橋)から国分川合流点(菅野橋)までの区間は、川幅を広げず川底を深く掘る工法が採用され、桜並木の保存区間となり、「ハイソ真間川」と「そうでない真間川」が誕生した。
さらに東京湾に注ぐ河口近くは、壊れた車やボートなどが多数投棄される「ダウナー真間川」となっている。
ダウナー真間川 |
参考資料
クラナリ 2022/06/06
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