市川市内で「トンネル」と名前がついているのは2本だけではないか? その2
1960年(昭和35年)、京葉道路の一之江~船橋間が開通。その前には、つまり土を盛って高く築き上げ、江戸川に江戸川大橋が設置されたと思われます。
江戸川大橋の近辺は、高いほうから順に、京葉道路>サイクリングロード>一般道に通じる道路>民家が建つ土地、となっています。
京葉道路の横を見ると、広範囲にわたって高く盛土されていることがわかります。
ここで疑問が湧いてきます。盛土に穴を開け、なおかつ地面を掘って通した空間は、「トンネル」なのだろうかと。
同様の疑問を抱く箇所は、もう一つ。キーワードは「橋」。
京成電鉄江戸川橋梁の近くを通っている、松戸街道です。
江戸川橋梁のために盛土をされていますが、京葉道路ほどではなさそうです。 そして松戸街道は、明らかに掘り下げられた道路です。下の写真の奥にある建物よりも、低い場所を松戸街道が走っているからです。
江戸川橋梁の近辺は、高いほうから順に、京成電鉄の線路>ビルや民家が建つ土地>松戸街道、となっています。
| ビルよりも低い場所に松戸街道がある |
さらに、外環道(東京外かく環状道路)では、地下に道路があるわけで、「トンネル」に該当する気もします。
それで調べました。すると、やはり「シールドトンネル(シールドマシンという機械を使って掘られたトンネル)」の箇所があるとのこと。
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| シールドマシン(東京外環プロジェクトより) |
市川市外の話題にはなりますが、外環道のトンネルといえば、東京都調布市で工事現場周辺の道路が陥没したことがニュースになりました。
トンネル工事には、思いがけないさまざまなリスクが伴うことが、このニュースからわかります。
話を市川市に戻すと、市内を通る外環道については、「トンネル」という名称がついているのは小塚山トンネルだけです。京葉道路や京成電鉄のアンダーパスには「○○トンネル」という名称は見られません。
というわけで、今のところ、市川市内で「トンネル」と名前がついているのは2本だけという結果となりました。

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