市川大百科事典 や やっから
やっから
ヨシ(葦)やマコモ(真菰)などの抽水植物(根は水底の土壌中にあり、葉や茎が空気中に伸びている植物)が繁茂している湿地帯。
1911(明治44)年から1919(大正8)年までの耕地整理が始まる前は、真間川はやっからの中を流れ、須和田や菅野、真間は一面にヨシやマコモが背丈以上に生えていた。江戸川河川敷にあるビオトープのような風景が、当時は広がっていたのだと考えられる。
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涸沼にすむおもな植物より |
参考資料
- 『市川市國分周辺の変遷 聞き書き 資料編』著/松岡博子
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