勝手にパワースポットその18 神后社、稲荷神社

神后社
〒272-0024 千葉県市川市稲荷木2-18


稲荷神社
〒272-0024 千葉県市川市稲荷木3-6-13

 昨年末、稲荷木を散歩していたときに偶然見かけたのが神后社でした。カーブした細い道に面していて、撮影しているときに車にひかれそうになりました。気を付けなければ。

 祭神の神功皇后は、甲大神社(かぶとだいじんじゃ)の祭神である誉田別命(ほんだわけのみこと、応神天皇)の母。
 神功皇后については、弓を持って戦う姿が描かれ、九州には伝承地が多くあります。

 神后社の木札を見たところ、甲大神社との関連性が高いのは間違いないでしょう。
 ちなみに、神后社がいつ頃に建てられたのかはわかりませんが、市川市が発行している地図「市川市案内図」や今昔マップに神后社は記載されていません。


 その木札によれば、大和田は行徳で一番古い地名だったとのこと。もっとも、ここは大和田ではなく稲荷木なんですけど。

 「市川市真間5丁目近辺、台地を削り取って地形が変わっちゃった問題」で書いたとおり、江戸川放水路ができる1921年までは、行徳から大和田、大洲まで陸続きでした。

 かの有名なウィキペディアにも、以下のように書かれています。
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1889年(明治22年)4月1日 - 東葛飾郡本行徳村、伊勢宿村、関ケ島村、下新宿村、大和田村、稲荷木村、上妙典村、下妙典村、河原村、田尻村、高谷村、原木村、二俣村、儀兵衛新田(現・幸、宝)、加藤新田、寺内村飛地、二子村飛地、本郷村飛地、西海神村飛地、印内村飛地が合併し、東葛飾郡行徳町となる。
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 さらに散歩していたら、稲荷神社を発見。「さすが! 稲荷木だけに稲荷神社」とうれしくなってしまいました。
けっこう敷地が広い神社


 JR市川駅近辺だと、一軒家の敷地が狭くて、家と家の隙間がほとんどないケースも珍しくありません。
 ところが稲荷木には敷地の広い古い家が残っていて、庭にお稲荷さんがあるお宅を2~3軒見かけました。

 神后社の木札によれば、大和田が「神に捧げる稲を作る地」。
 稲荷木という地名については、ウィキペディアによれば「稲をかけて干す木」から来ているようで、大和田から稲荷木にかけて水田が大きく広がっていたのでしょうね。
 もう名残はありませんが。
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