『クラナリ』が選ぶ 市川 三大ニュース2019
2019年は、『クラナリ』リトルプレスvol.1~3、そして電子書籍vol.4の発行で、多くの方にたいへんお世話になりました。ありがとうございます。
「暮らしと生業」という観点で、2019年を振り返りました。

あのジャガーさんが、真昼間に川原(江戸川河川敷)で歌っていること自体が、一つの奇跡でした。そんな様子を見られたのも、エドロック2019のおかげです。
そもそも、ジャガー星からやってきたジャガーさんが、「洋服直し 村上」を経営されていること自体、本八幡の奇跡といえそうです。
赤い髪にトゲトゲの衣装という外見とは裏腹に、ジャガーさんのパフォーマンスは渋く、その話芸(?)は「笑点」のウクレレ漫談の域。
電車に乗って30分足らずで東京へ行ける八幡。利便性がいいだけでなく、市川市の中では行政と商業での中心地に当たります。
そんなJR本八幡駅から徒歩3分という立地、しかも広々とした場所に、ゆったりと庭付きで木造平屋「co,do motoyawata」が建築されたということに、たいへん驚きました。
私たちが暮らす資本主義社会では、拡大と効率化がある意味で美徳とされています。そのため、駅近に建築されるのは高いビルばかり。しかも、自分が暮らしたり使ったりするわけでなく、投資・回収という観点で評価をしがちです。
そんな資本主義社会に、「ちょっと違うんじゃないのかな」とco,do motoyawataは声なきメッセージを発しているように思えました。
co,do motoyawataができたことで、周辺にどんな変化がもたらされるのか、これからが楽しみです。
ネットの発達で、誰でも簡単に情報発信ができるようになりました。
そのメリットもデメリットも実感したのが、台風15号と台風19号のときです。
大型で強い台風が直撃するということで、SNSでは情報があふれていましたが、一般の人がどこかから引っ張って来たであろう「それっぽい情報」の信用度が低いわけです。わかりやすい例では、市原市の出来事を市川市と勘違いしたツイート。
さらに、これもツイッターでのことですが、泥仕合のような応酬も見られ、うんざりしました。
SNSでは基本的に最新情報が大量に流れていくだけなので、自分が欲しい情報を選んでキャッチするのが難しいものです。
ですから、情報のやり取りにおいては、以下の4つの課題があるといえます。
○通行止め、避難所などといったテーマごとの整理
○時系列での整理
○ネットを使っていない人への情報提供
○情報の受け取り手の判断力・マナー向上の啓蒙
「情報の受け取り手の判断力・マナー」という点の典型例は、常磐自動車道で発生したあおり運転暴行事件のデマ拡散です。
情報の真偽を確かめずに、"正義感"や"親切心"で拡散させていった結果、それがデマで無実の人に害を及ぼしたり、時間差が生じて現状にそぐわず、逆に迷惑になってしまったりしているのです。
「私」として情報発信できる時代において、地方行政は「公」として全体の公益を守るためにどんな役割を果たすのでしょうか。
台風が去ってから見えてきた課題などは、平時に解決しておく必要があるのですが、地方行政はどのように動いているのでしょうか。
地方行政に対して、「受け身のお任せ状態でいてはいけない」と考え始めたのは、今回の台風がきっかけでした(あまりにも遅いのですが……)。
今は、千葉県知事が災害対策どころか自己中心で公私混同の行動を取っていたことが露呈し、ニュースキャスターも「無能」と批判しています。
そんな地方自治体の首長は、住民が選挙で選んだ人なので、私たちに責任があるわけです。
気候変動で、来年も千葉県を台風が直撃する可能性はあります。
今から少しずつ、「私」だけでなく「公」の部分でも、地方行政のあり方、そして市民として自分がやっておきたいことを考えていこうと思います。
「暮らしと生業」という観点で、2019年を振り返りました。
『クラナリ』三大ニュース2019 その1 川原でジャガーさんライブ
あのジャガーさんが、真昼間に川原(江戸川河川敷)で歌っていること自体が、一つの奇跡でした。そんな様子を見られたのも、エドロック2019のおかげです。
そもそも、ジャガー星からやってきたジャガーさんが、「洋服直し 村上」を経営されていること自体、本八幡の奇跡といえそうです。
赤い髪にトゲトゲの衣装という外見とは裏腹に、ジャガーさんのパフォーマンスは渋く、その話芸(?)は「笑点」のウクレレ漫談の域。
『クラナリ』三大ニュース2019 その2 本八幡に現れた奇跡の木造建築 co,do motoyawata
電車に乗って30分足らずで東京へ行ける八幡。利便性がいいだけでなく、市川市の中では行政と商業での中心地に当たります。
そんなJR本八幡駅から徒歩3分という立地、しかも広々とした場所に、ゆったりと庭付きで木造平屋「co,do motoyawata」が建築されたということに、たいへん驚きました。
私たちが暮らす資本主義社会では、拡大と効率化がある意味で美徳とされています。そのため、駅近に建築されるのは高いビルばかり。しかも、自分が暮らしたり使ったりするわけでなく、投資・回収という観点で評価をしがちです。
そんな資本主義社会に、「ちょっと違うんじゃないのかな」とco,do motoyawataは声なきメッセージを発しているように思えました。
co,do motoyawataができたことで、周辺にどんな変化がもたらされるのか、これからが楽しみです。
『クラナリ』三大ニュース2019 その3 台風と地方行政のあり方
台風19号が去った後も濁流が流れる江戸川 |
ネットの発達で、誰でも簡単に情報発信ができるようになりました。
そのメリットもデメリットも実感したのが、台風15号と台風19号のときです。
大型で強い台風が直撃するということで、SNSでは情報があふれていましたが、一般の人がどこかから引っ張って来たであろう「それっぽい情報」の信用度が低いわけです。わかりやすい例では、市原市の出来事を市川市と勘違いしたツイート。
さらに、これもツイッターでのことですが、泥仕合のような応酬も見られ、うんざりしました。
SNSでは基本的に最新情報が大量に流れていくだけなので、自分が欲しい情報を選んでキャッチするのが難しいものです。
ですから、情報のやり取りにおいては、以下の4つの課題があるといえます。
○通行止め、避難所などといったテーマごとの整理
○時系列での整理
○ネットを使っていない人への情報提供
○情報の受け取り手の判断力・マナー向上の啓蒙
「情報の受け取り手の判断力・マナー」という点の典型例は、常磐自動車道で発生したあおり運転暴行事件のデマ拡散です。
情報の真偽を確かめずに、"正義感"や"親切心"で拡散させていった結果、それがデマで無実の人に害を及ぼしたり、時間差が生じて現状にそぐわず、逆に迷惑になってしまったりしているのです。
「私」として情報発信できる時代において、地方行政は「公」として全体の公益を守るためにどんな役割を果たすのでしょうか。
台風が去ってから見えてきた課題などは、平時に解決しておく必要があるのですが、地方行政はどのように動いているのでしょうか。
地方行政に対して、「受け身のお任せ状態でいてはいけない」と考え始めたのは、今回の台風がきっかけでした(あまりにも遅いのですが……)。
今は、千葉県知事が災害対策どころか自己中心で公私混同の行動を取っていたことが露呈し、ニュースキャスターも「無能」と批判しています。
そんな地方自治体の首長は、住民が選挙で選んだ人なので、私たちに責任があるわけです。
気候変動で、来年も千葉県を台風が直撃する可能性はあります。
今から少しずつ、「私」だけでなく「公」の部分でも、地方行政のあり方、そして市民として自分がやっておきたいことを考えていこうと思います。
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