市川市内で「トンネル」と名前がついているのは2本だけではないか? その1

 市川大百科事典の北総鉄道の項目で、栗山トンネルを紹介しました。
 よく考えると、JR総武線も、東京メトロ東西線も、京成電鉄も、市川市内では高架または地上を走っています。そのため、電車が通るトンネルは栗山トンネルだけということになります。

 車が通るトンネルについては、2010年に完成した小塚山トンネル。そして市内で「トンネル」と名がついているのは、小塚山トンネルだけではないでしょうか。


Yahoo!地図より(一部改変)



 市内のあちこちで見られるのは、立体交差する鉄道や道路などの下に作られた、小さなトンネル。この小さなトンネルの道路は、周辺より低くなっているため、大雨が降ると真っ先に冠水します。
 「アンダーパス」とも呼ばれていて、「短いトンネル」に当てはまるようです。

 栗山トンネルと小塚山トンネルのほかに、トンネルと名が付いているものはあるのでしょうか。
 インターネットで調べたところ、「バラのトンネル」という具合に、比喩的に使われているものばかりでした。

 トンネルの定義は、「トンネルとは、計画された位置に所定の断面寸法をもって設けられた地下構造物で、その施工法は問わないが仕上がり断面積が2平方メートル以上のものとする」と、一般社団法人日本トンネル技術協会のサイトでは書かれていました。2平方メートルは、およそ畳1畳分の広さです。

 「バラのトンネル」は地下構造物ではないので、トンネルではありませんね(当たり前……)。
 また、鍾乳洞のように、自然にできた地下空間もトンネルではないということ。
 ちなみに、隧道はトンネルと同義です。

 こうした定義をもとに、市川市内で「トンネル」と名前がついているのは、栗山トンネル・小塚山トンネル以外にもあるのか、今後調べていきたいと思います。
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